3月31日、お父さん

3月31日、お父さんが定年退職しました。

父さんは働き始めてから今日まで転職する事なくずっと公務員でずっと同じ会社で家族のために働いた。

父さんの父さん(私のおじいちゃん)は40歳くらいで亡くなってて父さんは子供の時からすごく苦労してる。勉強しながら家の畑も田んぼもやって、お金に苦労しながらも東京の大学で家を継ぐために農業の勉強をして、さらに国家公務員になった。
お父さんの時代なんてきっと、私が想像もつかないくらい大変だったんだと思う。


そんなお父さんが人生の節目を迎えた。


お疲れ様とお礼の電話をしたら、照れつつ嬉しそうな声で、いろんな事を話してくれた。

各部署が開催してくれた４回もの送別会の事や、いろんな部署へ挨拶回りを終えて会社を出るタイミングをはかって、みんながわざわざ玄関先まで見送りに集まってくれた事とか、仕事を頼んだら部下の皆さんが嫌な顔せず急な仕事でもいつもしてくれるとか、会社の事を嬉しそうに話してた。

２年前から今日まで働いてた松山支社。たった２年間しかいなかった松山で沢山の部下に愛されていたんだなって思うと私も嬉しくなった(;ω;)


自分の意見を上司だろうが役職者だろうがハッキリと言う頑固な父。
『退職してどう？』って聞いたら『どんな時も自分を貫き通してずっと仕事ができたのは良かった』って。
カッコイイと思った。会社で自分を貫く事って私にはめちゃくちゃ難しいもん。


今まで一生懸命働いて、お金を稼いで、私やりたいって言った習い事は全部やらせてくれたし、大学も一人暮らしも自由にさせてくれた。


昔は嫌な事は何１つ続けられなかった私。学校辞めたい発言・教職辞めたい発言・仕事辞めたい発言(ありすぎる 笑)の度に手紙を書いてくれたり、次の日始発で出張なのに夜中でも電話してくれたりして、結局全部私は辞める事なくやり遂げて。
続けてみたら最後にはいつも『あの時諦めないで良かった』って思ってて、それを積み重ねて私は成長できた。

視野が狭く頑張る前に我慢ができなかった私の成長の過程に絶大なる父の存在がある。


自分の揺るがない信念は大切にし、貫くこと。
どんなバイトや雑用からも自分で何が学べ、何に生かせるか考える事が大切。
視野はいつでも必ず広くもつ事。
遊びや旅行も行け。
何事にも好奇心旺盛でまずなんでも自分でやってみる。
やった事はいい事も悪い事も全て返ってくる。

なんかもう書き始めるとキリがないけどいろんな事を教えてくれた。悩んでる時必ずいい方向に向かせてくれた。

感謝の気持ちでいっぱいだし、尊敬するし、誇りに思います。
お父さんの娘で良かった。
ありがとう。お疲れ様。

兄弟から感謝の気持ちを込めて、一眼レフのプレゼントと夫婦旅行を贈るのだ(^ω^)
第２の人生、楽しんで欲しいものです！

なんだか文章まとまりなくなってしまった…ｗ
でも記念に☆